10月16日、愛知県手をつなぐ親の会津島支部の方々(16名)がレジデンス日進を見学においでになりました。

午前中はあゆみ園を見学され、午後からお見えになったのですが、お子様が小規模作業所に通所されている方が多い関係上、お迎えの時間があり、駆け足での見学となりました。

まず床がすべて桐であること、壁が珪藻土であること、テーブルや椅子が全部木製であることなどに驚かれ、全室が個室になっていることや、トイレ、お風呂に驚かれ、「いいな、いいな」の声がたくさん聞かれました。

屋上では家族会の丹精でバラやハーブの花が咲いているのを見て、「いいなあ」とためいきをつかれておられました。エレベーターでは全員入っても余裕があるので、嬉しそうに騒いでおられました。

デイサービスの見学を終え、質問も感想もお聞きすることができませんでしたが、ひとりのお母さんが「ぜひ、うちの子を入れてほしいがどうしたらよいでしょうか」と聞かれましたが、「ここへ来るまでには随分と時間がかかると思いますよ。できるだけ近くの施設と連絡を密にし、いざという時のために、普段から地域の施設に協力をし、いざというときのために備えておくとよいですよ。」と言って差し上げました。

老後の時を考えて子供のために少しでも早く安心できる生活を・・・という気持ちはよくわかるのですが、自分が年をとったら歩けなることを考えてほしいと思うのです。なかなか遠くの施設には行けなくなります。親も子供も元気な今は、何とか地域で自立した生活ができるようにすることを考え、何でもやらせてみてほしいと思います。母親がいなくても自分のことくらいは自分でやれるようになってほしいと願います。時間がなくて十分お話ができなかったことを残念に思いました。

2006年10月17日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝