レジデンス日進を建てるとくに、いろいろと中傷や悪意に満ちたことばを浴びたことがありました。おるときは奮い立ち、あるときはもうからだが動けなくなるくらい落ち込んだときもありました。地域の人たち一戸一戸をまわりひざを詰めてこの施設の必要性を訴えました。延々数時間も玄関先で怒鳴られたりしました。

道路の建設計画をめぐって施設の建設用地がなくなるかもしれないというような危機もありました。入所施設ができることによって、職員もたいへん動揺しました。あのころは、私の一生で一番の難関だったと思います。

でも、それれらは誠心誠意取り組む事と、大勢の励ましがありましたので乗り切ることができたのです。おかげさまで立派な施設が建ち、レジデンス日進は少しずつ地域の中に溶け込もうとしています。
そんな中で、このたびの障害者自立支援法の竜巻が襲ったわけですが、それでも名東福祉会にとって
は少し突風が吹いた程度でこれから静まってゆくような気がします。
「障害者自立支援法だなんて関係ないよ」と言っているかに見える利用者さんたちの顔をみているとやっぱりレジデンス日進を授かってよかったなあと感謝の気持ちがわいてきます。
さあ、「働く名東福祉会」を構想しましょう。
今朝は台風去って、真っ青な空が見えます。からだを動かすことは長生きの秘訣、若さの秘訣だそうです。

2006年9月20日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝