8月21日午後7時から愛知中小企業家同友会障害者問題委員会に出席した。12名ぐらいの出席だったが障害者雇用に熱心な企業家が熱をこめて話し合った。

 愛知県の中小企業化同友会の経営フォーラムのなかで、高齢者・障害者の問題を中心に第11分科会として報告する石川、小出、森部氏を交えて準備討議を行ったのである。

 テーマは「共に生きる」、内容は「共生・人を大切にする経営とは」である。小出昌子氏は
「単純な作業を時給が高い社員にやってもらってはもったいないと思っていたところへ、障害者を雇ってくれないかという依頼があり、やってもらったら本人もたいへん喜んでやっている。時給350円という安さなのだが、そんな人がどんどん集まってきて安い給料でも働いてくれるので申し訳ないと思っている」
との報告だった。

 時給350円はもちろん最低賃金の除外申請をした上での雇用だが、授産施設ならば時給30円から100円だから施設の10倍にはなっている。

 中小企業には障害者雇用促進法による罰則規定がないため、障害者雇用には関心が少なかった。今度の障害者自立支援法は、そうした企業のニーズと障害者の就労ニーズをマッチングすることもねらっている。

 日本の中小企業の技術は高い。授産施設が新しく事業を開拓しても簡単に追いつけるものではない。障害者自立支援法にも「就労移行支援」なるものがある。これからは中小企業と連携していくことが必要だなと思った。そうした企業が増えることで障害者が共に生きることができる社会に近づけばそれでいい。

 あとはどれだけこのテーマの分科会に人が入るかが課題である。

 いろいろ討議して9時過ぎてもとまりそうにもない。後は二次会でミーティングするとのこと。私はこれ以上体力がもたないし、度々発言させてもらって少し疲れたので退席させていただいた。

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 今日も朝から30度を越す猛暑。
そんな中を家族会の山口さん、藤本さん、ボランティアの後藤さんはレジデンス日進の環境整備に汗を流してくださっている。

 山口さん、藤本さんは主に屋上の整備と建物のまわりの清掃やこまごまとしたこと。後藤さんは内部の掃除機かけ、清掃から建物外部の草取り。レジデンス日進の敷地は1400坪。気が遠くなる量だ。

 家族会の皆さんは決められた曜日に、あちこち清掃をしてくださっている。そんな皆さんのお蔭で建物内はどこをはだしで歩いても気持ちいい。

 いちども家族会に出席しない一部の家族の方たちに、何とかこんな蔭の協力があること、みんなで名東福祉会を支えていることを伝えたい。

 レジデンス日進は日進市民のいこいの場である三ッ池公園のすぐ横の池のほとりに立つ。優れた環境の中に立つ施設の景観は、利用者のみなさんも慰められているでしょうし、職員も来客の皆さんも喜んでいると思います。

 入所施設が不要なはずがない。不要であれば、こんな尊い協力を自ら進んで行う人たちがたくさんいて、それが何年も続くはずがない。

2006年8月25日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝