篠田さんのお母様がなくなり、本日、八事興正寺で、身内だけの告別式が行われた。

 私とほぼ同年代のお母様。日ごろから
「年をとったので、ひとりあの子を残してゆくのが心残りだ。」と言っておられた。

 みんな同じで「わが子が逝くのを見届けて死にたい」は全国共通、母親の思いであり、そのために親の会は50年がかりで運動を続けてきた。そのかいあって両親がなくなっても、叔父、叔母、兄弟、施設職員もなんとか考えてくれる。

 親がいなくなったら、やっぱりグループホームかケアホーム。地域の中でいろいろご近所の人たちと接点をもちながら暮らしていけるよう、コンビニの数ほどつくらねばならない。

 花に覆われた棺を見送りながら、私は私が死ぬ前に、わが子がケアホームで楽しく暮らしている姿を垣間見ながらあの世の道をたどりたいと思った。

 でも、篠田さんのお母さん、安心してください。職員たちがきっと早急に実現してくれますよ。

2006年8月28日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝