今日10月18日はレジデンス日進が主催する秋祭り。
午前中から用意を始め、テーブルをセッティングする人、ご飯を炊く人、秋祭りらしく秋の花を生ける人、雰囲気作りでポスターを書く人いろいろです。利用者もボランティアも職員もいっしょになって準備しました。

あっという間に出来上がったところで、施設の近所にあるチェコ料理の店「メイグリーン」からカレーやほたてのフライ、ソーセージなどが到着しました。
みんなできれいにお皿に盛り付け、サラダや福神漬けのラッキョの添え物までつけて美味しそうなランチセットができました。

昼食の後はデイサービスルームでビン倒しや輪投げなどの秋祭りの夜店に出るようなゲームで楽しみました。輪投げに入るとお菓子がたくさんもらえます。
その後、リズムに乗って体を動かし、疲れたところでお抹茶と和菓子が出ました。私はお抹茶の味を利用者にひとりひとり聞いてみました。
「飲むの初めてだけどおいしかったあ」
「おいしい」
などの声が圧倒的。あとは「にがい・・・」の一言や聞いても知らんプリの人たちでした。

その後みなさん各ユニットに帰ってくつろぎました。

レジデンス日進には少ないですけれど働くことが大好きな利用者がいます。
「今日はどうだった?」
と聞くと
「今、仕事がたくさん入っているので今日やれなかった分、明日がんばるよ」
と言ってくれました。こんなこと言ってくれる人はそんなにいませんが、何だかジーンときてしまいました。

長い間こういう仕事をしていて、いろいろな思いをします。悲しいことや心配することが多い中でたまに本人からジーンとすることばをもらうと、ああ、この仕事について良かったなと心底思えるのです。まだまだ修行が足りないので利用者さんにいろいろなことが起こりますが、利用者さんの笑顔が何よりも私を励まします。

2006年10月18日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝