昨日のことになるが、東京からある施設の施設長さんがレジデンス日進にこられた。東京ど真ん中の入所施設。その1階でパン、ケーキ、軽食レストランを営業している施設で、私も見学させてもらったことがある。

ひとしきり昨今の障害者自立支援法の話題が出た後、例のパンの缶詰の話になり、その施設でもパンの缶詰をやりたいと計画を進めておられるとのとだった。なんとも打つ手が早い。さすがだ。

ただ、どこかの施設で成功すると、どうも、福祉施設の場合同じような作業があっという間に広がってしまう傾向がある。なかなか成功する作業がない中で、同じような作業を選んでしまうのは仕方がないことなのかもしれない。それだけ、いい仕事がないということなのだ。

障害が重い人の中にもまわりの人たちにひっぱられてもっと働ける人はたくさんいる。そうした人たちのために新しい支援の仕方が必要なのだと思う。そのためには私たちがもっているこれまでの常識や考え方を改めなければ・・・。

自閉の人だからできないわけではなく、自閉の人だからできる作業に施設の作業を切り替えるべきだと思う。

チャンスがいる!
根気がいる!
人の和がいる!

2006年8月23日 | カテゴリー : ななえ日記 | 投稿者 : 加藤 奈々枝