重い障害のある方々の入院について

数日前に、法人利用者や職員のインフルエンザの予防接種があったのですが、外に出ていて都合が合わず、別途、直接通院して受けることになっています。感染症への対応は、福祉事業所ではシビアな課題となっている昨今ですが、インフルエンザの予防接種などは、もう季節行事のようですね。

病院つながり・・・という訳でもないのですが、あちこちで、重い障害のある方々の入院に関する話題を耳にします。要は、通常なら入院の必要のある状況でも、受け入れ病院が見つからなかったり、結果、自宅やグループホームなどの生活の場で安静にしながら通院対応したりというものです。状況は十人十色ですので、様々な工夫はよいのですが、引っかかる話でもあります。

一般的に、昔のように入院患者自身が家族以外の付き添い者を雇うということはないのでしょうが、日常生活上、様々な支援を必要とする方だと、入院生活に不具合が生じることは想像に難くありません。これは昔からずっと課題になっていて、家族や入所施設用の保険が設けられたり、意思疎通支援に限って入院中のヘルパー利用が認められたり(地域限定?)してきていますし、総合支援法の、いわゆる「3年後の見直し」の中でも、「重度訪問介護の訪問先の拡大」として取り上げられています。ただ、制度上のヘルパー関連で言うと、意思疎通支援に限ってとか、介助方法などを医療従事者などに伝達して、適切な対応につなげる、とか、微妙な(?)表現となっています。

医療に限らず、教育・就労といった他領域になると、福祉が入り込みづらくなるのは、制度論としては分からんでもないのですが、結局、困っている人が置いていかれるというのは問題です。あるべき発想としては、障害のことは障害福祉ではなく、どんな分野でも障害を理由に拒まない、むしろ合理的配慮を!となっているはずですから、実態の把握や改善が求められるのだと思います。

重い障害のある方々の入院について」への2件のフィードバック

  1. おはようございます。

    本当に。
    福祉サービスが充実してきて、
    社会人となった方の自立支援は随分すすんできたとは思いますが、
    まだまだ、医療の面では家族が担っていることが多いですね。

    今年の市長要望では、口頭ですが、
    計画相談に、
    定期受診や、
    発病時の通院・入院などの支援の利用計画も入れてください、
    と、要望しました。

    コロニーに受診に行くと、
    まだまだ、高齢のご家族が通院や入院に付き添ってみえますね。
    という私も、側から見れば高齢のご家族なんだけど(⌒-⌒; )

    • ながた 様

      計画相談に、医療の視点を意識的に盛り込むというのはいいアイデアですね。それをきっかけに、福祉側の支援者の問題意識も高まりそうです。

      つくづく、知的障害分野は親の会の働きかけの積み重ねで今日があると、今更ながら痛感するこの頃です。相談支援も同様に、利用者や家族に育てられていくといいなあと思います。

      書類や理屈じゃなくて、関わりが大切ですし、本質ですもんね。

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